レポート

ARCUSにて滞在制作を行っています

9月末からARCUSにて滞在制作を行っています。不定期更新とは言え、このブログではそのことについて一言も触れていなかったので、少しでも書いておかなければと思い、筆をとりました。ARCUSは茨城県守谷市にて実施されているアーティスト・イン・レジデンスの…

描いていた、が故に、書き留められなかった時間――日比野克彦個展「ひとはなぜ絵を描くのか」

3331アーツ千代田での個展。近年はワークショップやプロジェクトを中心とした活動で知られる日比野克彦が世界中を回って描き溜めたドローイングと、80年代初期、デビュー当時のコラージュを俯瞰する、絵画に特化した展示である。私の抱いている彼の印象とは…

アートとデザイン(私の作品にとっての)

私は未だかつてプロのデザイナーだったことは一度だってないし、そうなるための特別な訓練だって受けたことはありません。そんな自分にももしデザインを語る資格があるとするならば、それはここ数年の作品の制作プロセスや作品成立の方法論において、その多…

ヘタレユーザー宣言!

わたくしイシツカは、昨夜のtwitterのみならず平素より、Skype、mixiなどなど、ことコミュニケーションツールに関してヘタレユーザーを自称してやぶさかではありません。情報社会学の分析対象となるようなこれらのツールを真っ先に取り上げる方々は、無論お…

twitterヘタレユーザの長い長いつぶやき――見えすぎることによってみえなくなること

twitterがエラーで先ほどから更新できません。こんなときは、みなさんブログに一時的に回帰していたりするのでしょうか。フォローする人数も増えて、私にとっても徐々に生活の一部と化してきている感があるtwitterですが、やはりどこかなじめない気分が抜け…

あかねにて

「現代思想のカッティング・エッジ〜批評、美術、カオス・ラウンジ〜」黒瀬陽平 2月23日(火)19:30〜 交流イベントスペース あかね http://bit.ly/9LToBBに行ってきました。どういったイベントなのか全く理解せずに向かったのですが、アットホームなバーで…

『eatrip』

『eatrip』という映画の試写会に行ってきました。タイトル通り、食に関する映画です。フライヤーには「人と食を巡る、映画のかたちをした、ごはん。」というキャッチコピーが添えられていますが、この映画を称して「人と食を巡る」とするのは、やや大上段に…

NEW DIRECTION展 #1「exp.」

同年代の若手作家たちの展覧会です。中でも藤本涼さん、村田宗一郎さんは大学の同期でもあり、そういう意味でよく見知った作品でもあるわけなのですが、それが他の若手作品と組み合わされたとき、どう見えてくるだろうと。時間もなかったことだし、まず私は…

鴻池朋子展『インタートラベラー 神話と遊ぶ人』

http://www.operacity.jp/ag/exh108/観てきました。鴻池さんの作品をまとめて観るのはこれが初めてです。視覚だけでなく、触覚や嗅覚、平衡感覚を含めた身体感覚を使って、一人の人間の心のなか=地球に入っていく、というストーリーで個展全体がひとつのア…

「システムの再構築」レポート

スパイラルで開催中の『混沌から躍り出る星たち 2009』に行ってきました。京都造形大学卒業・修了生の選抜展ですね。合計3回のトークイベントのうち、8月1日のTALK SESSION 3 『システムの再構築』を見てきました。パネリストは美術解剖/美術評論の粟田大輔…

越後妻有に行ってきました。

越後妻有アートトリエンナーレ2009http://www.echigo-tsumari.jp/2009/index.htmlに行ってきました。実は私は今回が初めての妻有だったのですが、噂通り、本当に広い会場ですねー。東京23区よりも広いのだとか。全ての作品を鑑賞するには最低でも三日を要す…

ある宴会

もう一週間も前のことになりますが、友人主催のパーティに参加してきました。コンセプトが秀逸だったので、オール覚悟でついつい遠出してしまいました。…その名も「償いパーティ」。彼女のとあるプライベートな事情により迷惑をかけた?みんなへの償いのパー…

金氏徹平展と原口典之展

先日、横浜で開催中の金氏徹平展http://www.yaf.or.jp/yma/jiu/2009/exhibition/kaneuji/と原口典之展http://www.bankart1929.com/を観に行ってきました。作品タイトルにもなっているように、金氏さんの作品は「漂白」がひとつのキーワードになっています。…