ヘタレユーザー宣言!

わたくしイシツカは、昨夜のtwitterのみならず平素より、Skypemixiなどなど、ことコミュニケーションツールに関してヘタレユーザーを自称してやぶさかではありません。

情報社会学の分析対象となるようなこれらのツールを真っ先に取り上げる方々は、無論おしなべて頭の良い先進的な〈ヘビー〉ユーザーであって、そこにあるツールの可能性を最大限に生かす方法を知り、尚かつそれを能動的に使いこなし面白がることのできる賢い人たちです。しかし、そこには欠点――賢いからこその死角もあると思ってます。

彼らの啓発を受けて、さらにそういった周囲からの余波をうけるようにしてぼちぼち登録を始める、大方のユーザーたちは概ね、私のように使い方もわからず何となくダラダラ使い続ける〈ヘタレ〉ユーザーであり、ツールの面白さと同程度に、どうしても割り切れない感情みたいな、ちょっとした違和感を感じていることが少なくないと思います。旧来のコミュニケーションとの摩擦や軋轢を感じる度に、むしろそれを言葉にすることの必要性を感じます。それを記述し、分析することによってこそ旧来のコミュニケーションのあり方や新型ツールの特性が浮き彫りにされると思うのです。

新しいモノをひたすら肯定し、それに追随できない人間を一蹴しかねないマッチョな態度を取るでもなく、「新しいモノは人をバカにする」みたいなワイドショー的短絡思考から量産される懐古趣味に陥るでもなく、、新しい可能性や問題点もまるっと含めて、現状を認識すること。まあ理想論なわけですが、そういう〈ヘタレ〉で中立的な立場からの分析が、もっとあってもいいはずです。