ある宴会

もう一週間も前のことになりますが、友人主催のパーティに参加してきました。コンセプトが秀逸だったので、オール覚悟でついつい遠出してしまいました。…その名も「償いパーティ」。彼女のとあるプライベートな事情により迷惑をかけた?みんなへの償いのパーティだそうです。

そこにいる人たちはそれぞれに彼女の親しい知り合いで、彼女の人生の一部を彼女と共に過ごしてきたという共通点はあるけれども、その時期や場所が異なっていたりして、お互いとしては全くの初対面であったりするわけです。彼女を交点にして、その半生がシャッフルされているような状態とでも言いましょうか。

「人の不幸を酒の肴に!」とはなかなかブラックな謳い文句ですが、何より私が彼女の立場だったらそれはそれは嬉しいことだろうなと思うのです。形式化されているものだから社交辞令上来ざるを得なかった、というわけでもなく、思い思いの時間に懐かしい友達がやってきて、ゆるっと楽しく過ごして、帰っていく。

人に直接働きかけることは、私の制作のテーマでもあります。
…また、宴会の力を感じる一日でした。