嫌悪感をもたらすものが吐き気に至るまで

簡単に暴き出されてしまう、欲望のかたち。露出している、欲望の指向性。

そこにあるのは、己の欲望に気付かない愚かさと、隠しおおせたつもりでいる浅ましさと、ある人には容易に読み込めてしまう残酷さと、オートマティックに読み込みを開始してしまう煩わしさと、それらすべての自己投影。そしてすべての目測が全くの見当違いであるかもしれないという恐怖。