自己紹介を弁明する

自己紹介をする必要に迫られることがあります。制作においてメディアも素材も特定していない私は、作品説明に困窮します…。とりあえず最近は、以下の通り書くことにしています。



『おもに時間軸を持った「もの」、「もの」から起こる「こと」を作っています。』



「もの」であるという「こと」自体がつねにすでに「こと」なんだということは承知しています。ですから、そもそもこの制作テーマはナンセンスなんじゃないか? と言われてしまったとしても仕方がないかもしれません。


もし自分が他の誰かだったら、別の主題を選んでいたかもしれません。しかし少なくとも、今の自分にはまさにその問題――ものであるという受苦、が重要な主題であることには変わりないので、そこから目を背けるわけにはいかないのです。私にはそこに動機が生まれる必然性があり、だからこそ自分のなすべき仕事があるのだと思っています。